【睡眠薬あれこれ】

睡眠薬代わりに酒ってあり?スムーズな入眠のためにできること

投稿日:2018年7月4日 更新日:

お酒を飲むと眠くなれるから…と、アルコールを睡眠薬代わりに使っていませんか?
一日の終わりに飲むビールは気分をリラックスさせてくれるし、焼酎や日本酒を飲めば眠気も誘うので、心地よい睡眠がとれると感じている人もいるでしょう。

実際のところ、アルコールと睡眠の関係は本当に良好なのでしょうか?
不眠とお酒、睡眠薬、それぞれがどのように影響し合うのかをご紹介します。

“寝酒”で本当に眠れる?

寝酒

しらふではなかなか寝つけないからと、寝る前にお酒を飲むことが習慣になっていませんか?
アルコールを摂取することでストレスや不安が軽くなったり、体の疲労がやわらいだりするので、「つい飲んでしまう」という人も多いでしょう。

アルコールは脳の興奮を鎮める作用があるため、心が穏やかになり眠気を誘います。
これが寝酒の効果と思われがちですが、アルコールの分解過程で脳は再び覚醒してしまうのです。
飲みすぎた夜はトイレの回数が増えて、何度も起きてしまうということがありますよね。
それだけではなく、眠りが浅くよく眠った気がしないという体験もないでしょうか?

アルコールと睡眠の関係

アルコールの脳への作用についてみていきます。

睡眠時の身体は、副交感神経が活発になってリラックスモードになっています。
夜が明けて陽を浴びることでじょじょに交感神経が優位になって目を覚ますのが、本来体が持っている仕組み。ですがアルコールを摂取すると、肝臓で分解する際にアセドアルデヒトという成分に変化していきます。

アセドアルデヒトは毒性や刺激が強いため、交感神経が活性化されて休息していた脳が興奮状態に切り替わってしまうのです。
お酒を飲んで眠った夜、眠りが浅くて何度も目が覚めてしまうというのはこのためなんですね。

かといって、寝酒は絶対にダメ!という訳ではありません。
脳が高揚しない程度に飲酒量を抑えておけば、リラックス作用によって入眠を促がすことは可能。
度数が高めのお酒を少しだけ飲むことで、身体の緊張状態をほぐして眠りやすい状態にしてくれます。

寝酒の習慣がもたらす危険

眠くなるまで飲み続けていれば自然と飲酒量は増えてしまい、過度な飲酒を続けていると心身に悪い影響をおよぼします。

「楽しく飲める量、適度な飲酒量を心がけましょう」とよく耳にしますが、“適切な量”とはどのくらいでしょうか?
厚生労働省が掲げる「健康日本21」によると、純アルコール量で20グラムが一度の限界量としています。

具体的にどのくらいかというと、

・アルコール度数5%のビール中瓶1本(500ml)
・15%程度のワインや日本酒1合(180ml)
・25%程度の焼酎0.6合(110ml)

以外と少ないと感じる人も多いのではないでしょうか?

純アルコール量60グラム以上になると「多量飲酒」となり、身体にとってさまざまな病気を引き起こす原因となってしまうのです。
眠るために飲んでいるはずが睡眠の質を低下させてしまうだけでなく、

・脳の萎縮(認知症)
・肝疾患(脂肪肝、肝炎、肝硬変など)
・循環器の病気(心筋梗塞、脳梗塞、不整脈、心不全など)
・精神障害(アルコール依存、うつ病、パニック障害など)

全身に悪影響をもたらしてしまうところが、アルコールの怖さなのです。

お酒で睡眠薬を飲むのは大丈夫?

アルコール×睡眠薬は絶対NG!

ノーサインをする医師

お酒で睡眠薬を飲めばグッスリ眠れそうというイメージを持っている人はいませんか?お酒が好きな人なら、寝酒は欠かせないので睡眠薬も一緒に・・・と考えてしまうこともあるでしょう。

しかし、睡眠薬に限らず、どんな薬でもアルコールとの併用は絶対にしてはいけません。

アルコールも薬も、人体に入ると肝臓で分解・代謝されます。
どちらか一方を飲んだときには、肝臓はその成分のみを分解することに専念できますが、両方飲んでしまうとどちらの成分も分解しなければならなくなり、結果的に通常の半分しか代謝できなかったということに。
つまり、いつもよりも多くの成分が体内に残ってしまうということになり、過剰摂取したのと同じ作用が起こってしまうのです。

アルコールも睡眠薬も自分で思っているよりも多く飲んでいた、と考えると怖くなってきませんか?
“寝酒で睡眠薬”が習慣化してしまうことは、身体に負担をかけ続けるということになるのです。

お酒とクスリが身体に与える影響とは

普段からお酒を飲む習慣がある人は肝臓の代謝酵素がたくさん分泌されているので、薬を飲んでも代謝され過ぎてしまうということも。
規定量の成分では効果が得られないという弊害が起きてしまいます。

日常的に治療薬の服用が必要な人だと、飲酒の習慣によって成分が吸収されにくくなるために血管に大きな負担が増加。脳梗塞や心筋梗塞のリスクを高めてしまうのです。

「アルコールも薬も腹に入れば皆同じ」ではなく、どちらも肝臓が必死に代謝を行っているということは頭においておきたいもの。
お酒を飲みたいときには薬は控える、薬を飲んだ日は休肝日、と決めておくといいですね。

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